福岡のSKY PLANT DESIGN代表の藤井敦士(フジイアツシ)のデザイン系情報ブログ。技術情報以外にも独立のコツや哲学や精神論などちょっと変わった情報を配信しています。

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Premiere Pro CCから旧バージョンのAfter Effectsへ読み込ませる方法


「Premiere Pro CCのファイルを旧バージョンのPremiere Proで開きたい!」
「Premiere Pro CCのファイルを旧バージョンのAfter Effectsで開きたい!」
「映像の位置や秒数が少しずれてもいいから、力技でもいいから、どうにかしてレガシーバージョンで開きたい!」

 

僕もその一人です。
映像制作は長年やってますが、この方法がわからなくて困ってました。
Google検索でもほとんど出てきません。

クライアントが制作したPremiere Pro CCのプロジェクトデータが最新版のもので、こちらにインストールされているPremiere Proが旧バージョンの為、開かないという事が続き、力技でなんとかならないか、昔からある標準機能だけで複雑なエフェクトをかけてなければ、書出しできそうな気がするな〜と思い、トライアンドエラーを繰り返してテストしてみた結果、できました!

 

この方法にはPremiere Pro CC、Premiere Pro CS5 ※A、After Effects CS5 ※A、Finalcut Pro 7が必要です。
※A…ここはAfter EffectsよりPremiere Proのバージョンが低いか、同じバージョンでなければなりません。

 

色々なバージョンでも可能だと思うのでダメもとで試してみてください。

 

【流れ】
Premiere Pro CC → Final Cut Pro 7 → Premiere Pro CS5 → After Effects CS5

 

【やり方】
1.Premiere Pro CCからFinal Cut Pro XML書出し

目的のファイルをPremiere Pro CCで開きます。

プロジェクトウインドウで書きだしたいシーケンスをクリックし、

P01
ファイル→書出し→Final Cut Pro XML… を選択

わかりやすくデスクトップあたりに書出しましょう。

 

2.Final Cut ProでそのXMLを読み込む
Final Cut Pro 7で1で書きだされたFinal Cut Pro XMLファイル(拡張子は「.xml」)を読み込みます。
P02
ファイル→読み込み→XML…を選択

P03

XMLの読み込み設定はこのようにします。

 

エラーが表示される事が多いですが、ちゃんとシーケンスとして読み込まれているはずです。

 

3.Final Cut ProからXMLを書き出す
Final Cut Pro 7からXMLを書き出します。

P04
ファイル→書出し→XML…を選択。

P05

Apple XML Interchange Format、 バージョン4を選択。

ファイル名が1のXMLと同じなので違う名前で保存しましょう。
.fcpと.xmlの2つのファイルが書き出されます。

 

4.Premiere Pro CS5でそのXMLを読み込む
Premiere Pro CS5で3のXMLを読み込みます。

P06

ファイル→読み込み…を選択。

 

5.Premiere Pro CS5のプロジェクトデータを保存
Premiere Pro CS5で別名で保存(.prproj)します。

P07
ファイル→別名で保存…を選択。

 

6.After Effects CS5でPremiere Pro CS5のプロジェクトデータを読み込む
After Effects CS5でPremiere Pro CS5のプロジェクトデータを読み込む

P08
ファイル→読み込み→Adobe Premiere Proプロジェクト…を選択

P09
Premiere Pro読み込みの設定は、オーディオも読み込みたい時は「オーディオを読み込む」にチェックを付けましょう。

 

これで読み込めるはずです。
お役に立てれば幸いです。

 

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